用語の定義
用語の定義に関する記述として、「建築基準法」上、誤っているものはどれか。
1.建築物に設ける避雷針は、建築設備である。
2.建築物の工事用の図面として現場で作成した現寸図は、設計図書である。
3.床が地盤面下にある階で、床面から地盤面までの高さがその階の天井の高さの1/3以上のものは、地階である。
4.建築とは、建築物を新築し、増築し、改築し、又は移転することをいう。
解答 2
-解説-
設計図書は、工事用の図面及び仕様書をいい、現寸図は設計図書に含まれない。(建築基準法第2条第12号)
建設業の許可
建設業の許可に関する記述として、「建設業法」上、誤っているものはどれか。
1.建設業者は、2以上の建設工事の種類について建設業の許可を受けることができる。
2.建設業の許可を受けようとする者は、その営業所ごとに、一定の資格又は実務経験を有する専任の技術者を置かなければならない。
3.特定建設業の許可とは、2以上の都道府県の区域内に営業所を設けて営業をしようとする建設業者に対して行う国土交通大臣の許可をいう。
4.内装仕上げ工事など建築一式工事以外の工事を請負う建設業者であっても、特定建設業者となることができる。
解答 3
-解説-
特定建設業の許可は、発注者から直接請け負う1件の建設工事について、その工事の全部または一部を、下請代金(下請け契約が2以上あるときはそれらの総額)が建築工事業の場合は4,500万円以上、その他の業種は3,000万円以上となる下請契約を締結して施工しようとする者に必要な許可である。
床材料(タイル、カーペット、シート)
床材料に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1.コンポジションビニル床タイルは、単層ビニル床タイルよりバインダー量を多くした床タイルである。
2.複層ビニル床タイルは、耐水性、耐薬品性、耐摩耗性に優れているが、反面、熱による伸縮性が大きい。
3.ウィルトンカーペットは、機械織りカーペットで、数色のパイル糸を使って模様を織り出すことができる。
4.リノリウムシートは、あまに油、松脂、コルク粉、木粉、炭酸カルシウム等を織り込んで、麻布を裏打ち材として成形した床シートである。
解答 1
―解説―
バインダーとは、ビニル樹脂に可塑剤と安定剤を加えたものである。バインダー含有率は、単層ビニル床材が30%以上、コンポジションビニル床タイルが30%未満である。
品質管理
検査に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1.不良品が流れると人命に危険を与えたり、わずかな不良品が混入しても経済的に大きな損失となるとき、全数検査とする。
2.購入検査において、供給者側が行った検査結果を必要に応じて確認することによって、購入者の試験を省略する検査を間接検査という。
3.工程が管理状態でそのまま次工程に流れても損失は問題にならないと判断される場合に、無試験検査を適用する。
4.工程の品質状況が悪く継続的に不良率が大きく、決められた品質水準に修正しなければならない場合、抜き取り検査を行う。
―解説―
工程の品質状況が悪く継続的に不良率が大きく、決められた品質水準に修正しなければならない場合、全数検査を行う。
解答 4